人体実験のすすめ

こんなにどっぷりスポーツに浸かっているのに、申し訳ないくらい身体に対して無頓着な時期がありました。

どこに骨や関節があって、筋肉がどうついていて、何を意識すれば思ったようなパフォーマンスができるのか。

「何となく体を動かして、なぜかできた」という積み重ねが多くなると、「なぜか分からないけど、できない」という状態になったとき、そこからなかなか抜け出せなくなります。

抜け出せない時期を長く経験すると、考え方もどんどん拗ねていきます。

どうせ、でも、だって・・・

自分は悪くない!と、人のせいにしないと自分を保てなかったりもしました。

そんな時に頼りになるのが、自分で考えて自分の身体で試していく人体実験だったりします。

日々のトレーニングに対して、どこの筋肉が作用して、どう骨が動き、動作をどう組み合わせていくか、意識をどこにおくか、この動きの目的は何か、そして今自分はどうなりたいのか・・・どんどん自分の身体を使って試していくこと。

今もその繰り返しで、その質をあげたくて自分で調べることや考えることが増えたり、人に聴くことや真似てみることも多かったり、日々人体実験をしながら修行中です。

人は疑問が発見に変わるとおもしろくなります。

?→!、この変化です。

その過程をスポーツで。

疑問をもち、自分を使って試し、発見し、自分を知っていくことを日常に。



kiwamiスポーツヘッドコーチ 東海茉莉花

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